転勤妻に最適?コロナ禍で増える”フルリモート求人”…その「探し方」と「選び方」

キャリア

転勤族に帯同していると、同じ企業で働き続けるのは当然難しいですよね。

しかし最近はコロナ禍でリモートワークが定着し、フルリモートの求人も増えてきました。

私自身もフルリモートの求人を探し、実際に数社から内定をもらうことができたので、経験を交えながらコツをご紹介します。

まずは転職サイトに登録しよう

最近増えてきている「フルリモート」の求人ですが、全体の求人数の中での割合はまだ少なく、探すのに苦労されている方も多いのではないでしょうか。

また、フルリモートの仕事は転勤妻のみならず、多くの方から人気であり、全国各地から応募者が殺到するのでその競争率も高いと言われています。

私はまず、数社の求人サイトに登録しました。フリーワードに「フルリモート」と入力して検索すれば、条件に当てはまる求人を探すことができますよ。

求人サイトによって掲載している会社が異なるので、複数見ることをおすすめしますが、探すのにも労力がいるので、大手2社程度で十分だと思います。

また、自分で求人を探さなくとも「スカウト」という機能があるので、プロフィールや職務経歴書は早めに登録しておくのがおすすめです。

エージェントを利用するメリット

続いて検討すべきなのが転職エージェントの利用についてです。

結論から言うと、私は登録してから1か月ほどで利用を辞めてしまいました。しかし、登録してよかったと思っています。

メリットとしては下記4点が挙げられます。

  • 転職市場のトレンドを教えてもらえる
  • 自分の市場価値を知ることができる
  • 職務経歴書の添削をしてもらえる
  • 非公開求人を紹介してもらえる

フルリモートの求人と一口に言っても、どんな職種の求人が多いのか等のトレンドをつかむには、転職活動のプロであるエージェントの方にきくのがベストかと思います。

また、自分自身の経歴を話すことで市場価値を知ることができますし、職務経歴書の添削もしてもらえるので、この3点はかなり有意義だと思います。

4つ目の非公開求人については、求人サイトに載っていないフルリモート求人に応募できるのですが、こういったエージェントサービスを通じて紹介される求人は、実際に会社が選考する前に、まずはエージェント会社内で選考が行われ、そこを通過した方だけが会社の選考に進めるという仕組みになっています。

つまり、同じ「書類で落とされた」という状況でも、応募先の会社によって不採用の判断が下された場合と、そもそもだれを推薦するかを決める求人紹介会社内の選考で書類落ちしていて、その書類が募集先の会社にまで行っていないパターンがあるということです。

エージェントにはデメリットも…

少し触れてしまいましたが、下記がデメリットです。

  • エージェント会社の選考を通過できないと、会社の人事に辿り着けない
  • 条件に合わない求人が紹介される
  • エージェントの当たりはずれがある
  • サポート期間が決まっている (3か月程度)

1点目は先に述べた通りですが、エージェントの熱量や裁量によって、会社の人事に書類すら行っていないのに不採用となることが多くあります。何社も応募するように言われますが、落ち続けるのもモチベーションが低下しますよね。

また転職エージェントは、契約先の企業に人材を送り込むのが仕事なので、エージェントが人を入れたい企業に求職者を紹介しようとします。それが私たち応募者の希望より優先されることもあり、そうすることで自分の条件や希望に合わない求人が紹介されるわけです。

エージェントサービス自体は無料ですが、転職エージェントはどこから収益を得ているのかと考えれば、このような状況になるのも理解はできますよね。

3つ目のエージェントの当たりはずれについては、私の経験談になりますが、職務経歴書の添削は「直すところがない」と言われ一切改善点を教えてもらえず、紹介される求人は「フルリモート」の条件を満たしていないものばかり、フォローアップも一切ないエージェントの方にあたってしまい、かなり時間を無駄にしました。

最後のサポート期間については、エージェントの方もお仕事でサポートをしているわけなので、見込みのない人材には時間や労力を掛けません。一般的には、1か月~1か月半で内定が決まるように動いているよう、すぐに就職しない場合はあまり向かないかもしれません。

エージェントのメリット・デメリットをご紹介しましたが、メリットはほとんどが登録してすぐに受けられるサービスばかり。というわけで私の場合はすぐに転職サイトでの応募に切り替えました。

フルリモート求人ならでは?求められる条件

フルリモートの求人はそのほとんどがエンジニアです。

エンジニア以外はかなり数が少ないのですが、私の感覚では、営業と人事が多いように感じました。

人事は自宅で面接を行ったり、役員のサポートをするような秘書系の仕事が多いので、家で仕事をすることが可能ですが、営業は会社に戻らないだけで、自宅を拠点に外回りをするというスタイルが多かったように思います。なので、必然的に運転免許が求められます。

絶対にチェックしておくべきこと

さて、良さそうな求人が見つかったら必ずチェックしてほしいのが、残業の有無。

フルリモート勤務の場合、残業時間を上司が把握するのが難しく、その判断が本人に委ねられている場合が多いようです。

給料に見込み残業代が入っているのか、入っている場合は超えた場合どう処理しているのか、入っていない場合は月の残業時間や申告方法等を、面接時に確認するようにしましょう!

また、普段のコミュニケーションの取り方 (チャットツールの種類やWeb会議の頻度)や、分からないことがあった時の質問方法等も確認しておくと安心です。

リモート面接のコツ

私は、結果的に受諾はしていないのですが、フルリモートで自分の経験を活かせそうな2社の企業に応募し、2社とも内定をいただくことができました。

どちらも選考はリモート面接だったのですが、その際に意識していたことは3点です。

  • スーツではないけど清潔感のある服装(白シャツ+カーディガン)
  • リアルよりもややオーバーリアクション
  • 通信が途切れないインターネット環境 (Wi-Fiルーターを有線で繋いでました)

リアルではないからこそ、パソコンの画面上で良い印象が与えられるように気を付けていました。特に通信環境に関しては、途切れてしまうのは仕方ないことかもしれませんが、お互い一番ストレスがたまることなので、万全の環境を整えることをおすすめします。

フルリモート求人は意外とある!

フルリモートの求人は少ないとは言われていますが、意外と探せば出てくるもの。

使えるサービスはうまく使って、自分にあった求人を見つけましょう。

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